私が会社を辞めたいと思った出来事

私があるメーカーの工場に勤めていた時の出来事です。入社した当日から様子が気になっていたのですが、初日の朝礼の前に私は部長に呼ばれ「何処か他の会社の面接を受けたか。」と訊かれたので、私は面接を受けていたことを伏せて「いいえ。」と答えました。何故私に対してこの様な質問をされたのかについて最初は見当がつかなかったのですが、入社後に見当がつきました。私は朝礼の時に、工場の全員の前で紹介され、仕事に入りました。私が入社した1週間前に入社した者(以下 彼)がいたのですが、他の人は私の入社直後に私や彼を悪く言っていました。昼休みは何事もなく過ぎ、夕方は定時に退社出来ました。私は生産管理事務の担当でしたが、最初の間は現場で研修ということでしたので、現場での作業をしていました。入社2日後に彼が私が帰ろうとしていた時に呼び止め、その後は私は彼と昼休みや帰宅時は一緒に行動していました。私は、以前勤務していた会社よりも幾らかマシな会社に転職出来たと話した時に、彼は「自分はそうは思わない。自分は最初から拒絶されていた。」と話していました。彼は入社当日の昼休みに次長に食事に誘われたそうですが、私はその様なこともなかったので、私はそういう扱いなのかと少し気になりました。現場での研修が終わり、事務所での仕事を行う様になりましたが、ここからが大変でした。私は、比較的若手の主任からパワハラを受けていました。何かあると、10月だというのにも拘らずクーラーの冷風を直接当てたり、言い掛かりをつけられていました。その主任は、私と違い高卒だったのですが、現場の人の話では転職者に対して酷い態度で接することが多いという話でした。中には大企業の管理職だった人が転職してきた際に、酷い仕打ちを繰り返して短期間で追い出したこともあるそうで、私の様な者が鼻についているのではないかということでした。実際、その主任は勤務態度に問題があり、無断で遅刻することはしょっちゅうでしたし、時間があると現場へフラフラと遊びに行っていました。他人に厳しいだけの会社ということは入社後、頻繁に聞いていたのですが、他の事務職員も私に対して酷い言葉を浴びせるにも拘らず、自分達はいい加減にやっていても他からは何も言われず、私が間違いを指摘すると「ふん。」と言って不機嫌そうにしていました。件の主任は私や彼に対して「お前ら、何も知らない人が見たら、こいつがお前らを苛めている様にしか見えないぞ。」と何度も他の事務職員を庇う事ばかり言うので私は困っていました。また、私は現場で研修中に現場作業員の一人に「お前の住んでいる建物は、どの様な建物か?」と訊かれたり、「どうすれば、お前の部屋まで行けるのか?」と訊かれたりしていました。私は彼にその様なことがあったかどうかについて訊いてみたのですが、彼はその様なことは無かったと答えたので、私は奇妙に思いました。私は、件の現場作業員に住んでいるマンションの位置を教えていました。そして、現場でのパワハラが酷くなり退職したいと考えていた頃に、その現場作業員が仕事が終わった後に私のマンションにやって来ました。一緒に食事をした後に私のマンションまで車で送ってくれたところまでは良かったのですが、その現場作業員は私に「自分が変わらなければ他人は変わらない。」と言い、新興宗教の勧誘を始めました。「この新聞を購読しろ。」、「こんなにいい宗教はない。」、「こんなにいい話は他の人には教えない。」と言ってその宗教の信者の芸能人のビデオまで持って来ていました。そして「お前が田舎に帰れば済むだけの話だ。お前の家の近くのこの宗教の建物に行って、この宗教に入れ。」と2時間もしつこく車内で勧誘されました。私はたまりかねて「今日はご馳走様でした。」と言い外に出て自宅マンションに入ったのですが、以前勤務していた会社も新興宗教絡みで厄介だったのが、またしてもという感じで悔しかったです。毎日パワハラを受け、そして酷い勧誘とくればもう私はこの会社に居ることはないと考え、退職の意思表示を面接官だった総務課長にしました。総務課長は私と2時間話したのですが「この様なことになったのは初めてだ。」「あの事務職員らは、本社に以前居たが、本社では嫌われていた。」と話しました。工場の事務所で私が酷い扱いを受けていたのは、この会社に酷い者が集まっていたということだったのだろうと思いました。そして、私に親切にしてくれていた人は「私にもう一度戻ってきて欲しい。」と言って来たのですが、私は今迄の状況を説明すると「他の職場の方が自分を活かせる。」と言ってくれました。私が退職した後、彼は更に酷い扱いを受け、事務所から現場へ追い出されました。私に何度も「もう危ない。」と電話してきていましたが、結局彼も数か月で退職しました。私も数か月で退職した身ですが、もうこの様な人達に関わりたくありません。