あまりに返事の連絡が遅くて仕事に支障が…

私は在宅で働く主婦です。
出版社から依頼されて漫画を原稿にかいて納品するという、細々とした漫画家業をしていて、周りの会社などに出勤して雇用契約を交わす仕事とは違うので、周りの人に話しても想像されにくい仕事内容ですが、自分の思い描く世界を表現できたり、それなりにやりがいや楽しさがあります。
その反面、大変な売れっ子でもない限り、出版社とのお金をいただいての専属契約や、保険などもなく、いつ切られても仕方のない業種で、いわば非正規労働、もっといえば連載を持っていない限り依頼があれば働けるので、月雇い、日雇い労働のような感じにも思います。
漫画家はデビューすると、出版社の中の編集者さんが担当者としてつき、作品をかいてその雑誌で発表する上でのアドバイス、修正点などを指摘頂きます。
その方との相性や話次第で、話がどんな方向にも展開されていったり、人気不人気も左右されたりするといわれています。
ただ私は、アドバイスをいくら受けても、最終的に描くのは作家本人なので、全ての責任は作家である自分にあると考えています。
担当者の方とのコミュニケーションがスムーズなら作品の進行状況もスムーズにいきますが、作家一人に一人担当者さんがつくわけではなく、小さな出版社であればあるほど、一人で何十人と抱えておられたりします。
なので仕事の依頼があり、話の提案をするも返事が締め切りギリギリまで来ないことは一度や二度ではありません。
仕方がないことなのですが、そのたびに「自分は作家として重要視されてないんだな」と気持ちが落ち込んだりします。
一番きついのは、締め切りギリギリで全部ボツ、一から考え直すことを言われたりすることです。
全部ボツ、なら、目を通して一言メールで言えるだろうに、もっと早く言ってくれたら…と思いながら、あまり練られていない話を無理やり仕上げたこともあります。
あまり外に出て人と接する仕事が好きではなかったですし、在宅での仕事ならあまりコミュニケーションを重要視されないと思っていましたが、逆で、お互いの顔が直接見えず、ほぼメールか電話のみでのやりとりになるので、上手に担当さんの意図を受け取ったり、自分の意図を伝えることができる能力が必要だと感じました。
在宅で自分の内面に向かう仕事と共に社交能力も高く、上手に編集さんと二人三脚できるようにはなかなかなれず、お互いの意図がどんどんずれてしまい修正不可能にまでなったように感じた時、この仕事は向いていないと、やめようとおもい、編集さんに「体調不良なので治療に専念します」と原稿に手紙をそえて、やめようとしました。
自分への返事の連絡もどんどん遅くなっていたのと、新人さんがどんどん出てきているから、そろそろ掲載されなくなるかもしれない、と言われていたのもあり…。
手紙を出すと電話がかかってきて、具体的にどのような不調か、など聞かれて、ほとんど何も聞いてこない方だったので、「まだ少しは必要とされているのかな」と思い直し、今もとりあえずつながりがある限り、依頼にこたえて読者さんに楽しんでいただきたいと思っています。